6月のロビー展示のお知らせをします。
6月は有竹様の“裂き織り(さきおり)”を展示しています。
裂き織りとは、よこ糸の代わりに裂いた布を使う織物の事です。
裂いた布を使うと、趣のある織り地になるのが魅力のひとつのようです。
有竹様と織物との出会いは、かなり前にさかのぼります。
子どもの頃、おばあさまが機(はた)を織っていたそうで、
「大きくなったら私も機を織る!!」と口癖のように
言っていたとの事。
結婚後、たまたまテレビで機を織っている長野県松本市の
お年寄りの姿を目にし、幼い頃の記憶がよみがえってきた有竹様。
「織りたい!!」という気持ちがふつふつと湧き上がり、
ご主人さまが長野県に単身赴任していたという事も手伝い、
松本市の90歳近いその方のもとで、3か月間織物を学んだそうです。
染色も行う有竹様。
柿渋や藍で染めた絹を裂いてよこ糸にし、
作品作りの幅を広げられていらっしゃいます。
また、生徒さんに教えたり、市内百貨店で展示されたりと、
充実した毎日をお過ごしでもいらっしゃいます

是非、当センターへお立ち寄りいただき
有竹様の作品をご覧ください。
スタッフ一同、心よりお待ちしています
